この病院を選んだ理由は何ですか?
結婚を機に奈良県に引っ越し、当初はクリニックに勤務していました。しかし、出生直後の新生児管理について知識・技術的な不足を感じ、もっと学びたいと思ったことから、当院に転職しました。
入職後のサポートについてはどう感じていますか。
入職当初、希望していたNICUに配属していただきました。初めは戸惑いや不安が大きかったですが、部署の先輩方が手厚い指導をしてくださり、おかげさまで一から新生児看護を学ぶことができました。
当院は大学病院ということもあって教育が体系化されています。指導者ごとに内容が異なるという戸惑いを持つことなく学ぶことができるのは利点です。
助産師になりたいと思ったきっかけはどのようなものでしたか。
母性看護実習で分娩見学をさせていただいた際、お母さんと赤ちゃんの頑張りや助産師の存在に感動しました。幼い頃から「赤ちゃん」を特別な存在と感じていたこともあり、助産師になろうと決意しました。
助産師として印象的だったのは、18トリソミーの赤ちゃんとそのお母さんの受け持ちとなったときのことです。赤ちゃんは長くは生きられませんでしたが、患者さんとご家族からは「分娩室に来てくれたときとても安心した、この子は短い時間だったけどしっかりと生きる姿を見せてくれた」との言葉をいただくことができ、心から関わることができてよかったと思いました。
これから仲間になる看護学生にメッセージをお願いします。
学生の間は、記録や時間に追われて苦しいことが多いと思います。就職後も、社会に出ることや専門領域の勉強など苦しく感じることもあるかもしれません。しかし、学生のときには患者さんに提供できなかったケアができるようになったり、自分自身が成長していく中で看護という仕事の楽しさを味わえるようになると思います。