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東日本大震災時の歯がゆさをきっかけにDMAT隊員の道へ

災害派遣医療チーム(DMAT)隊員を目指したのはなぜですか。

東日本大震災の際、医療者として何もできない歯がゆさを噛みしめたことがきっかけです。数年後、所属部門の災害委員に任命され、災害時の対応や災害医療について勉強する機会を得たことから、2020年1月、DMAT隊員養成講座を受講しました。養成講座では4日間、8時から19時までびっしりの講義と演習、実技試験というスケジュールで、体力的にとてもきつかったのを思い出します。

この先の活動についてはどう考えていますか。

私はDMAT隊員となったものの未だ実際の派遣の経験はありません。それはもちろんいいことでもありますが、いざ派遣される際に適切に活動できないのでは困るため、日頃から準備をしています。また、院内では災害対策や災害時の備えについて周知活動を行い、奈良医大全体の災害対策に貢献するような活動をしていきたいと考えています。

普段の業務の中では指導する立場であると思います。留意していることや学び続けていることなどはあるでしょうか。

ちょっとしたことですが、指導時は課題点を伝える前に出来ていることを伝えること、一方的に話すのではなく後輩の考えや思いを聞くことを心がけています。
また、指導時は文献やマニュアルを使用し、根拠に基づいた指導を行うようにしています。最新の医療や看護の知識を得るための、研修や学会への参加も欠かせません。

これから仲間になる新人の方にメッセージをお願いします。

看護師として働くことは責任が伴うので、学生時代と違った環境に苦労することも多くあるでしょう。初めは仕事を覚えることで精一杯だと思いますが、やりがいを感じることも多い仕事ですので、頑張ってほしいと思います。