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「二つの命を扱う」ことを常に意識して

奈良医大の助産業務とやりがいをお聞かせください。

当院には産科病棟、MFICU、バースセンターがあり、正常経過だけでなくハイリスクの妊産褥婦さんのケアも担う環境です。助産師は総勢約40名、みな目標をもって自己研鑽や後輩指導に関わっています。
助産師は二つの命を扱うということを常に意識しなければならず、妊娠~産褥期や新生児まで、責任を持って判断しなければならない場面がたくさんあります。時間を争う判断を求められることもあり、現場は緊張の連続です。しかし、お母さんと赤ちゃんが回復し退院されるときや、分娩介助をした方が成長したお子さんと会いに来てくださるときなどには本当に嬉しく、元気をいただきます。

アドバンス助産師という認定の意味と活動内容を教えてください。

アドバンス助産師は、一定の助産実践能力を有すると客観的な基準によって認められた助産師です。当院では、妊娠中から退院後まで継続して妊婦さんに関わり、母児にとって最良のケアが提供できるよう努める立場です。妊婦さんと関係性を築き、新しい命の誕生を喜び合えることにはとてもやりがいを感じます。
また、南奈良総合医療センターの助産外来へ出向し、各種健診に携わることもあります。

今後はどのように活動していきたいとお考えですか。

家族形態の変化など様々な理由で、産後の支援が必要な母児が増加しています。2021年度、産後ケアエキスパート助産師認定講習会研修を終えましたので、今後は現在の活動に加えて退院後の母児支援にも関わっていきたいと思っています。