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個性に応じた指導。それが成長につながると実感します。

■プリセプターとして新人指導を担当して、どんなことを感じていますか?

私は現在看護師4年目です。2年連続でプリセプターを経験しました。担当した新人(プリセプティ)はそれぞれまったく異なるタイプでした。「○○をして欲しい」と頼んだとき、指示したことのみを行う人もいれば、○○に関連する作業も一緒に行う人もいます。“自分流の伝え方”や“こちらの意図を汲むだろうという前提“ではなく、一人ひとりの個性や状況に合わせた伝え方が重要だと実感しました。

■指導の上では、どんなことに気を付けているのでしょうか

その方に応じた方法でコミュニケーションを取ることです。とくにプリセプティが未経験のことを伝える際は、単に教えるだけでなく、プリセプティにも考えながら学んでもらえるように心がけています。

また、自分と新人の理解度に差があると指導が伝わりにくいため、適宜理解度を確認しながら説明しています。同時に自分自身の理解度の振り返りにもなっています。

■プリセプター制度にはどのような特徴がありますか?

プリセプター以外に、サポーター、チームリーダーも一緒にサポートに関わるところが特徴です。サポーターは技術面でプリセプティを支えるほか、指導する側の私たち、プリセプターの悩みもサポートしてくださいます。チームリーダーは、プリセプティが未経験の処置を経験できるように配慮してくださったり、学習の進み具合を共有すると足りない部分を補ってくださったり。とても助けられています。

■プリセプティについて成長を感じたのはどんなことでしたか

最初は患者さんにだけでなく、スタッフとのコミュニケーションにも緊張気味でした。ケアや処置の際に、患者さんに緊張が伝わっているのが明らかでした。けれど今は緊張感が取れて、自信をもってケアや処置に臨んでいます。患者さんとのコミュニケーションも取れていますし、安心感があります。

印象に残っているのは、高度救急救命センターでのローテーション研修から自部署に戻ってきたときです。患者さんが急変したときに、今、自分は何をすべきか考えた上で、コール対応や検体提出を積極的に行っており「すごく成長したな」と感じました。実際に本人に伝えると、とても嬉しそうにしていたことが印象的です。