特定行為研修

当院では医療の質を高めるため、奈良県立医科大学での特定行為研修を通して、医学的な知識を身に付けた看護師を育成しています。研修では、多職種協働の課題を解決できる能力と、チーム医療における看護師の役割を果たす能力を習得。同時に、特定行為実践過程の構造を理解することで、看護への視野や業務の幅が広がります。また、受講にあたり、勤務時間の調整や、研修費の補助や給与支給などの経済的支援があり、不安なく集中して学べます。

さまざまな領域の視点が広がる特定行為研修

研修する共通科目と区分別科目

共通科目:座学が中心 [合計315時間]

  • 臨床病態生理学
  • 臨床推論
  • フィジカルアセスメント
  • 臨床薬理学
  • 疾病・臨床病態概論
  • 医療安全学
  • 特定行為実践

区分別科目:主に臨床実践[合計405時間]

  • 呼吸器(気道確保に係るもの)関連
  • 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
  • 栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連
  • 動脈血液ガス分析関連
  • 循環動態に係る薬剤投与関連
  • 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
  • 術後疼痛管理関連

受講者の声

看護の質を向上するため、多くの人に学んでほしい。

新しいことにチャレンジし、その成果を患者さんに還元したいと思い、研修を受けました。受講したことで、これまでの看護の知識・技術に加え、医学的な専門知識も持って患者さんへのケアを考えられるようになりました。これからはさらに研修の意義や良さを院内に周知させ、専門知識を持った看護師を増やして、看護の質を向上させていきたいです。

[集中治療部]

視野を広げ、患者さんにより良いケアを提供したい。

医師をはじめ講師の説明がわかりやすく、少人数制の質問をしやすい環境で研修できました。最終目標は、医師がいない状況でも患者さんへのタイムリーなケアができるようになること。今はその際の手順書を作成するなど、医師と協力して研修の活用法を考えています。学びを活かし、患者さんにとって最も良い医療を提供できるよう努めていきたいです。

[高度救命救急センター]

費用の支援制度があり、心配なく受講できました。

一番の収穫は、医師の考え方を学べたこと。患者さんにより近い立場で接する看護の視点だけでなく、治療を行う医師の専門的な視点を知ったことで、両者をつなぐ役割を果たし、チーム医療の強化に貢献できると感じました。また、他部署、他院からの受講生と情報や意見を交換して自身の視野を広げられるのも、特定行為研修の魅力の一つです。

[救急他科外来]