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新生児看護の質向上と、チーム医療の軸としての働きを目指したい

2020年に「新生児集中ケア認定看護師」を取得されたそうですが、なぜ資格取得を目指したのでしょうか。

新生児は言葉で自分の思いを表現できません。そのサインを正確に読み取り、救命・生理学的安定を図るケア・神経行動学的発達を促すケアをより適切に行うためには、そしてご家族をより良く支援するためには、専門知識が必要と考えました。

資格取得後の仕事はどのように変わりましたか。

認定審査合格後、教育プロジェクトを立ち上げました。仲間とともに3年計画で教育プログラムを作成し、実践、修正をしています。また、教育課程での学びを活かすことで新生児とのコミュニケーションの質を上げることができ、より良い看護介入を選択できるようになりました。

この先はどのように活動していきたいとお考えでしょうか。

新生児にとってNICUは「治療の場」であるとともに「生活の場」です。それを念頭に、引き続き安心安全なケアを行うとともに、その方法や技術を提供できるように努め、看護の質を向上させたいと思います。また、両親と新生児が安心して関係性を築けるような支援や、産科、小児科など他部門との調整、多職種との橋渡しなど、チーム医療の軸として活動していければと思います。

これから仲間になる看護学生にメッセージをお願いします。

今の努力や苦労は絶対無駄にはならないし、現場で患者さんと接する時間はとても幸せです。まずは学生時代を思いっきり楽しんで、そして現場に飛び込んできてください。
また、新生児看護は知識も看護介入の種類も多岐に渡る分野ですが、赤ちゃんを大事に育んでいけるという意味ではとても幸せでやりがいがあります。そんな思いを一緒に味わってもらえる方には、ぜひ新生児集中ケア認定看護師を目指してほしいなと思います。